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2007年6月16日 (土)

別れの煙

別れの煙

別て旅行きば 嬉さ寂しさん
思じゃしよ産子小 島ぬ事ん
ちゃー忘んなよ

糸ぬ上ゆ走る 船に立つ煙
山ぬ端に向かてぃ 我親目当てぃ
ちゃー かりゆしど

山ぬ端に立ちゅる 照らし火ぬ煙
嘉例吉ぬ船に 産子目当てぃ
ちゃーかりゆしど

別り路ぬ手巾 胸内に招ち
互に思み切らさ 見ゆる間や
ちゃー名残りさよ

親子振別りぬ 照らし火ぬ名残り
面影どぅましゅる 名護ぬ城
ちゃー名残りさよ

初期のネーネーズのプロデュースで知られ、『現代沖縄民謡の唄者(うたしゃ)第一人者、知名定男』のお父さんである『故・知名定繁』が作った『別れの煙』。今日までいろいろな人に歌われています。

戦前は移民として南洋へ、その後も生活のために沖縄から本土へ沢山の人々が海を渡りました。
那覇港から出航する際、近くなら見送りも出来ますが、山原(やんばる=本島北部)の人たちは見送りが出来ない。
そんな時、船が沖を通るであろう頃合いを見計らって、高台で火を焚き、その煙に航海安全の気持ちを乗せて見送った情景を歌っています。

Ieこの歌を聴くと、初めて伊江島に出向いて妻の両親に結婚の許しを乞い、二人で島を出る日、丘の上でいつまでもいつまでも、船が見えなくなるまで白いハンカチを振ってくれていた両親を思い出します。
そんな両親も義父は5年ほど前に他界し、義母が一人で暮らしています。帰ってあげたい気持ちだけ強くって、なかなか帰れない甲斐性なし、情けないです。ごめんなさい。

別れ旅立つのなら うれしいときも寂しいときも
思い出しておくれ我が子よ 島のことを
絶対に忘れないでおくれ

水平線を航海していく 船に立ち上る煙
山の端に向かって 両親に見えるだろうか
どうかお元気で

山の端に立ち上る 照らし火の煙
かりゆしの船の 我が子に見えるように
幸せに、元気でな

別れる時に振ったハンカチを 胸にしまって
お互い名残惜しさを断ち切らなくては
でも、見えている間は・・・

親子の別れを惜しむ照らし火
面影がますますよみがえる 名護の城
ああ本当に名残惜しい

大城美佐子の10年ぶりの新しいアルバム『唄ウムイ』にも収録されています。
ぜひ聞いてください。

Photo_8 本土に向かう飛行機に乗るとかなりの確率で伊江島を見ることが出来ます。画像手前側(西側)の大部分は米軍『Ie Range』、その上のラインは補助飛行場とほとんど使われていない『伊江空港』。

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